ブリッジを見た。
2004年に一年間定点撮影してその自殺者と遺族のインタビューから構成されるドキュメンタリー映画。
個人的には1、2年前に映画見に行くたびに鷹の爪団の後にやる近日公開予告編で毎回気になっていた映画。けど、映画館でぽつんと見るに耐えないと思ったから見てなかった。
ゴールデン"ゲート"ブリッジといえばサンフランシスコを見据え、アルカトラズ島を見据える観光名所。(NWをやってるエンジニアの人ならシスコのロゴに使われていることで有名。)
反面、ここは自殺者が世界一多いらしい。撮影が行われた2004年だけで30人くらい飛び込んだそうだ。通算だと1937年に完成してから1300人飛び込んでる。(場所別自殺者数がわかるサイトがあるくらい)
本編では終始、橋でいまかいまかと飛び降りようとしている人たちを
クライマックスまで小出しにしながら、実際に亡くなった人たちの遺族、関係者達のインタビューを織り交ぜている。
映画という枠、カメラを通してみるとただのバンジージャンプだよね?と一瞬、最初は特に思ってしまう。
カメラを通すと現実味がなくなるよね?
一瞬考えてから、「これはほんとなんだな」と理解して、やっと映画を見る態勢になれた。心の準備が必要なしろものな気がした。
映画内で取り上げられている飛び降りた人たちに共通しているのは心の病を抱えているということ
外的要因にしろ、内的要因にしろ精神的にどうしようもなく追い詰められて飛んでる。
「人生なんて気持ちで何度でもやり直せるさ。」そういうソフトリセットを根本的にできない人、繰り返すことができない人、遺族や関係者のインタビューで浮かび上がる自殺者像はそんな感じ。
普段の生活からでは見れないもの、または目を背けてるものがこの映画には淡々と描かれている。心に病を抱えている人の心を覗くこと、それができたらいいのにとはからずも思ってしまった。この映画が「好きだー!!」っていう人はいないと思うけれど、上の点で見る価値はあると思う。悲しい気持ちになるだけということではない映画だった。
閑話休題
学生の頃、よく肝試しに行ってて秦野の方のヤビツ峠にいったとき、虹の大橋っていうところ通ったんだけど
虹の大橋って自殺の名所で有名で、あまりに自殺者が多いから欄干を乗り越えることができないように
背丈より高い柵が張り巡らされていたことを思い出した。
ゴールデン"ゲート"ブリッジは虹の大橋よりはるか昔からあって、自殺者も多いのになんで柵を設けてないんだろうって見ながらずっと思ってた。