高校の頃、ある大学の地理の論述問題を解いたとき経済っておもしろいなって感じて
どうせ勉強するならば経済学を勉強してみたいなって思って自分は経済学部に入ったんです。
結局、大学ではそのとき感じたおもしろさを感じることはできず、経営戦略、組織論っていう企業を生き物にした学問にのめりこむ事になった。
自分の中で、このシフト(経済学がおもしろくないなって思ってしまったの)は何が原因だったのか。で、多分それは現実味がなかったから。自分が習っていた経済学の全てのスタートは合理的な選択をする個としての人間が位置づけられていて(それを経済学ではホモ・エコノミクスと言っていたような)、例えば自分みたいに当時Get up kidsやらOasisやらHendrixやらが無性に好きな人間がいた場合、そのアーティストのチケットを買うときホモ・エコノミクスとして行動できるかといえばできないし。極論何だけど、学問のスタートにいろいろと条件があるんです、それも自分が思うに致命的な。かといってホモ・エコノミクスでないことを掘り下げていくともう心理学の世界にはいっちゃう。そんなジレンマをかかえたまま自分はシフトしたんです。
この本はいかに経済っていうのが心理学の世界なんだということを実証されている様々な理論をもとにクイズ形式で教えてくれる。そして、好きなアーティストだから高いチケットも買うみたいなある意味正しい判断をしている以外に、心、感情を巧みに操作されいかに不経済な活動を都度しているかもわかる。もっと自分達人間の行動、心理、メカニズムを勉強して自分達は賢い選択をしていかなければいけないと思いました。